自然学園 学園ブログ

会社側から、特例子会社であっても慈善事業ではないので
利益の追求はなんら変わることではないというお話を受けて
改めて社会に参加する厳しさを痛感させられました。

発達障害がある生徒の場合、集団での適応力が最大の課題です。
二次的な障害の問題が残っている生徒には特例子会社とは言え
就職の壁はまだまだ相当厚いように思われます。
見学をしながら自然学園で預かっているひとり一人の生徒の顔が浮かんできて
「一歩一歩確実に進んでいくしかないよね。負けるなよ。」
思わず心の中でそう叫んでいました。

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障害者雇用率制度における特例子会社とは？

障害者雇用促進法では、障害者雇用義務を個々の事業主ごとに課しているが、
親会社が身体障害者等の雇用に特別の配慮をした工場等を子会社として設立し、
障害者の雇用のために特別の配慮をしていると公共職業安定所長から認定を受けた場合に、
この子会社を特例子会社といい、
親会社と子会社を障害者雇用率制度及び障害者雇用納付金制度の適用上、
特例的に子会社を親会社の事業所とみなす制度です。
これにより、親会社の就業規則とは別に障害者の労働能力や
就業条件を配慮した就業規則や設備環境を整備することで、
障害者の職域拡大を図ることが容易になり、
障害者雇用率の達成及び納付金の減額などの効果が期待できます。
さらに積極的に社会貢献に取り組む企業としてアピールすることもできます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（新潟労働局資料より）

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１０月になりました。高等部は２期制なので今月から新たなスタートです。

今日は高等部の野球大会が予定されていたのですが台風の接近で延期になりました。
前日に中止が決定したので生徒にとっては多少気抜けした気持ちで１０月を迎えたことでしょう。
来週の８日に順延になったので３日(金)の体育の時間に
校舎近くの野球場で練習をして大会に備えることにしました。

放課後、教室の机の上にある置きっ放しの野球ボールと「ルーキーズ」の単行本に
大会を待ちきれない生徒の気持ちが痛いほど伝わってきました。

教室からの帰り道、年を省みず
「８日は天気にな～れ」と思わず曇り空に向かって靴を放りなげてしまって
まわりを気にしながら靴を拾いに走った姿を見かけた方、ご容赦ください。

多分・・・誰にも見られなかったと思うのですが・・・。
　
大会当日が清々しい秋晴れになることを生徒といっしょに願いました。

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９月２２日（水）

あいにくの雨模様。
天気予報も午前中は雨が残るとの予報ではあきらめてはいたものの
東京に近づくにつれて時折の豪雨に見舞われて
現地に着いたときの状況に若干の不安をいだいていましたが鎌倉に着いて、
鶴岡八幡宮の高い石段を登りきると社殿の下には若宮大路がひろがり、
わずかながらに顔を見せた日差しの秋晴れが眼下に見下ろす鎌倉の歴史文化を
より重厚に力強く引き立てていました。

両手高々と上げて深く深呼吸するとなんともいえない心地よい空気が肺を満たしました。
最近は変わっていくものが多すぎて
変わらないもの価値が見落とされている時代になっていると思います。
今はやっていたものが何ヶ月先には忘れさらえている時代です。
総理大臣でさえ、めまぐるしく変わり、朝令暮改を繰り返す世相を憂いながら、
普遍的なもの変わらない強さに強い憧れをいだいて
本当に興味深くとても楽しく円覚寺や建長寺を探索しました。

「楽しい！」といってくれた生徒の気持ちはとてもうれしかったです。
生徒たちが自ら計画を立てて実行した今回の鎌倉への遠足でしたが、
とっても有意義なものになりました。

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朝や夕方はさすがにすずしくなりましたね。

まだムシムシする日が続いていますが徐々に徐々にあの８月中旬のぎらぎらとした、
焼きつくような日差しの力が弱まってきたことを実感して、
少しの寂しさとほっとした気持ちとが入り混じった思いになっている今日この頃です。
今年の夏は本当に雨と雷が多かったですね。

一の割学習センター教室で、夜の授業をしていると
「ガーガー」とがまがえるが大合唱しています。
鈴虫の鳴き声のハーモニーと重なって、ちょっとした秋の夜の演奏会を楽しめます。
こんなふうにゆっくりと時間が流れて、
季節の訪れを自然から教えてもらい生徒の成長を目の当たりにできる「今」を
「なかなかいいな～」と感じた秋のひと時でした。
こんな思いも明日になると忙しさで忘れてしまうのだろうな・・・。

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