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自然学園 学園ブログ
アメリカンドックを作りました!!
1月17日(金)に家庭科クラブで
アメリカンドックを作りました。

作り方はソーセージに、
ホットケーキミックスの衣をつけて
揚げて完成となります。

生徒たちは衣をつけて
揚げるところが
怖がりながらも「面白い!!」
と楽しんでいました。

アメリカンドックを作ると、
味見もそこそこにして、
作ったアメリカンドックを
先生方に配りに行きます。

実は、生徒たちにとっては
自分たちが作ることよりも、
先生方に食べてもらうことの方が
楽しみのようです。

次回はどら焼き作りを予定しています。

            家庭科クラブ担当 I

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2月の説明会・体験授業のお知らせ
■2月1日(土)

  ○小学部 説明会
   10:00~(受付  9:45~)


  ○中学部 説明会
   14:00~(受付 13:45~)

■2月 8日(土)

  ○高等部 説明会
   13:00~(受付 12:45~)


  ○バンブー教室 説明会
   15:00~(受付 14:45~)


■2月15日(土)
 
  ○高等部 体験授業+説明会
   10:00~(受付  9:45~)
               
    「恥ずかしがらずに人前で話せるようになるコツ」 
     ~表現力を高めるソーシャル・スキル・トレーニング~


 ○大学部 体験授業+説明会
   14:00~(受付 13:45~) 

    「上司に怒られないビジネス文書の書き方」 
      ~できる社員だと思われるビジネス文書とは?~



 ※事前に参加の予約を承っております。

   TEL:048-733-8282
    FAX:048-720-8150
 
※これらの曜日・時間帯の都合がつかない場合は
個別にて説明を実施いたしますのでご連絡下さい。 



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WISC-Ⅳについて
子どもの行動や学習において、
その背景にある脳の働きや、
情報処理の特徴やメカニズムについて、
客観的に理解することができる検査の一つに、
WISCがあります。
現在では、WISC-Ⅲが改定され、
WISC-Ⅳになりました。
尺度や解釈に関して、
若干変更点はあるものの、
子どもの能力における、
苦手な部分と得意な部分を明らかにし、
今後の支援について
情報を提供してくれる点では変わりません。
検査をすることで障害が分かるわけでもなく、
得点が高ければ、
問題が減少するわけではありません。
検査をする目的は、
子どもの問題の原因について探ることです。
そして、その問題について補える長所を
見つけることにあります。
検査後は、
その問題に対しての対処の仕方が提案されます。
 

実際に、この検査で分かることは、
言語性検査から得られるIQと、
動作性検査から得られるIQにより、
各能力のばらつきの差を見ることができます。

 言語性IQとは、
「耳から情報を受け取って、
ことばによって答える力」を指しています。
これはさらに、
「言葉の知識や情報を
状況に合わせて応用する力(言語理解)」と
「集中を持続させ、
耳からの情報を正確に取り込み、
記憶する力(注意記憶)」に
分けられています。
また、動作性IQとは、
「目から情報を受け取り、
動作によって答える力」を指しています。
これは、目からの情報を取り込み、
統合して意味あるものへとまとめる力(知覚統合)」と
「目からの情報を、事務的に数多く、
正確に処理していく力(処理速度)」に
分けられています。
同じ言語性や動作性の検査の中でも、
似たような性質をもつ検査同士が、
まとまって算出されるため、
より細かい特徴が明らかになってきます。

 それぞれのIQの値が
どれくらいかと言うことだけでなく、
それぞれの値の差から、
子どもの持っている能力の凸凹が明確になり、
子どもに見られる特定の行動の理由や、
子どもにあった学習支援・
行動支援の方法が分かるようになっています。
しかし、検査をすることで、子どものことが、
すべて分かるわけではありません。
検査を実施することで、
子どもの困り感に共感できたり、
支援や指導のヒントを見つけ出すことができる、
という視点をもつことが大事です。
また、数値だけを見て子どもを判断するのではなく、
実際の子どもの行動や学習場面も視野に入れながら、
指導に役立てていくことが重要です。


自然学園では、
バンブー教室の在籍生徒を対象に
発達検査を希望者に有料で実施させて頂いています。
ご希望の方は、
まず受付職員かバンブー教室担当講師に
お申し込みください。
次に保護者との事前相談を
させていただくことを原則としています。
成育歴、現在の学校生活の状況、
ご家庭でのご様子、
この検査によって
どんなことをお知りになりたいのかをお聞きした上で、
ご予定を調整させていただきます。
より、お子様のつまずきや発達の遅れ、
困り感を今まで以上に
アセスメントさせていただくことが出来ると思っています。
それによって、
お子様の特性に合った
進路の決定に関するご相談や勉強方法、
将来の方向性などの
ご相談に活かしていける資料になると思います。
その結果、必要があれば
その後の医療機関のご紹介も可能です。
ご希望の方はお気軽にお申し込みください。


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自閉症の新たな治療につながる可能性② ~オキシトシンの効果~
「2005 年、
スイスチューリッヒ大学経済学研究所の
コスフィールドらにより
健康成人男性へのオキシトシン投与により、
“他人への信頼”が増加するという
神経経済学的手法を用いた論文が発表された。
愛・信頼・認識に基づいて行われる
社会全体の活動、
政治や経済を含めた人の行動の基盤に、
オキシトシンが重要な役割を
果たしている事が言い出され、
そういった課題を
神経学や生物医学的に
解明されるようになってきた。」

「自閉症と
オキシトシンとの関係性でいえば、
まだ研究が始まったばかりだが、
自閉症者の血中オキシトシン濃度が
ほんのわずかばかり低い事が報告された。
また、虐待を経験した母親の濃度も
そうでない母親に比べて低い事が報告された。」
「人と人の間に形成される信頼や愛、
あるいは人間の活動
(経済,政治,社会,家庭)の
生物学的基盤に
オキシトシンが重要であることが分かってきた。
オキシトシン系の障害が
自閉症の一原因であると言っても良いような
データの蓄積がなされてきた。
もちろん、神経内分泌学的方法や研究のみで、
自閉症が解決できるわけではない。
しかし、オキシトシンを治療に使うことも、
改善の効果が多少あるだけに、
世界的に関心がもたれている事も事実である。」

以上が
脳と科学で掲載された
金沢大学子どものこころの発達研究センターの
東田陽博先生、棟居俊夫先生の
『オキシトシンと発達障害』の論文からの引用です。


今回の研究発表を行った
東京大学のホームページからの引用を
以下に示します。

「今回の研究成果をもとに、
オキシトシンの点鼻スプレー製剤を活用して、
これまで確立されていなかった
自閉症スペクトラム障害における
対人コミュニケーション障害の治療法開発に
取り組んでいます。
まず、実験室内で見出した
今回の1回の投与による効果が、
連日投与を続けた場合にも認められ、
日常生活においても
役に立つのかを検証する必要があります。
この検証のために、
東京大学医学部附属病院では
自閉症スペクトラム障害の方
20名の協力を得て、
オキシトシンの点鼻スプレーを
6週間投与の効果を検証する
臨床試験を既に行っています。
今後はこのデータを解析した上で、
有効性と安全性を検証し、
日常診療で使用するためには
さらにどれだけの方に
臨床試験に参加して頂けば良いかを
算出する予定です。
同時に、
これまで生活場面における
対人コミュニケーション障害の
重症度が時間的に変化していく様子を
客観的に評価できる方法がなかったため、
その評価方法の確立にも取り組んでいます。
また、今回対象としなかった
女性や幼少期の方についても
さらにオキシトシンの有効性や
安全性を検証する必要があります。」


この記事が掲載されてから
何人かの保護者の方々と
お話しする機会がありましたが、
保護者の方々は
当然興味深く注目しています。
保護者の方々は
現在の主治医の指示に従い、
継続的な療育や
今行っている学習プログラム、
ソーシャルスキルトレーニングに励むことを
前提としてください。
そしてこのような取り組みの
安全性と使用基準が
わが国でも認められ、
制定されることで、
近い将来すこしでも
発達障害が理由で
社会参加が遅れている方々に
役立つ処方箋になることを
心から期待します。



               自然学園学園長 小林浩
          『バンブーだより1月号』より抜粋

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自閉症の新たな治療につながる可能性 ~オキシトシンの効果~
先日の新聞の記事で
「自閉症の新たな治療につながる可能性
~世界初 オキシトシン点鼻剤による
対人コミュニケーション障害の改善を実証~」
という内容の見出しを目にしました。
それは下記のような内容でした。

『自閉症やアスペルガー症候群など
「自閉症スペクトラム障害」と呼ばれる
発達障害がある男性患者に、
ホルモンの一種「オキシトシン」の
点鼻薬を投与すると、
一時的にコミュニケーション障害が
改善したとする結果を、
東京大学の山末英典准教授(精神医学)らがまとめた。
19日、米国医師会雑誌(精神医学)に発表した。』

自閉症とオキシトシンとの関係性については、
以前、掲載されていた書物からの引用として、
バンブー便りでも触れたことがあります。
このことについて、
わかりやすく説明している文章を
いくつかご紹介しながら
現状をご理解いただけたらと思っています。

オキシトシンというホルモンは、
女性ホルモンの一種で
特に女性が出産するときに分泌され、
子宮を収縮させて、出産を促すとされています。
そして出産した後に、
母乳を出すように促すために分泌されるのです。
赤ちゃんがお母さんの乳首を吸うと、
それが誘因になり、
母親の脳からオキシトシンが分泌され、
母乳の合成と分泌を促進させるのです。
母親が出産し、
赤ん坊を育てることに直結したホルモンとして、
オキシトシンは昔からよく知られていました。
最近では、
このオキシトシンの研究がこの10年くらいで進んで、
オキシトシンは母親だけが出すものではなく、
母親になっていない女性も、
また男性も、年齢も関係なく、
分泌されることがわかってきました。

オキシトシンには、
末梢組織で働くホルモンとしての作用、
中枢神経での神経伝達物質としての作用があり、
また、十分に分泌されていると、
脳の疲れを癒し、気分を安定させ、
人に対する信頼感が増し、
心地よい幸福感をもたらしてくれます。
人間関係によい影響を与えるだけでなく、
ストレスを下げるのにも役立つということもわかってきました。

                      【次回に続く】



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