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自然学園 学園ブログ
大学部・高等部 職場見学の様子
始業式翌日の9月4日火曜日、
大学部と高等部の生徒数名で
東京都新宿区にある特例子会社の
㈱三越伊勢丹ソレイユの職場見学をしてきました。

大学部や高等部の3年生は、
これまでも特例子会社の職場見学や体験就労をしてきましたが、
高等部の1年生が職場見学をしたのはこれが初めてです。

大学部の生徒にとっては、
目の前に迫った具体的な進路先を検討するための見学ですが、
高等部の生徒にとっては幅広く進路先を知るための
進路学習の一環としての参加となりました。

職場には様々な障害を持つ方30名が
黙々と仕事をしていました。
具体的な仕事内容は、
伝票のスタンプ押印、ギフト用リボン作り、
包装紙折り、ギフト用ラッピング袋作成、
クレジットカードの請求伝票をクレジット会社毎に分類するなど
10種類ほどの仕事を分担して行っていました。
この他にも計80種類もの仕事があるそうです。

㈱三越伊勢丹ソレイユの社長さんが
一つ一つの仕事を巡回しながら説明してくれました。
気さくな説明に加えて様々な質問を投げかけ、
自然学園の生徒たちも恥ずかしそうに答えていました。
また、大学部の生徒は積極的に質問をしていました。

仕事を見ていて何より印象的だったのは、
一つ一つの仕事が大変正確であることです。
もちろん正確な作業ができるように様々な工夫はされていますが、
一人一人がゆっくりでも丁寧かつ正確な
仕事をすることの大切さを理解しているようでした。
さらに同じ作業を繰り返し黙々とこなしていることにも驚きました。

帰る途中で高等部の生徒に感想を聞いてみると、
「自分には同じ仕事を飽きずに繰り返し出来るかなぁ?」などの
反応が返って来ました。
この感想を聞いた時に、
しっかり自分のこととして考えていることに驚き、
時間をかけて見学に来た甲斐があったと思いました。

今後も多くの生徒にこのような機会を提供できるように、
学園長を中心に様々な職場を開拓していきたいと考えています。

高等部担任Y

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リボン作成の様子

自然学園 防災訓練の様子
9月5日(水)に自然学園では防災訓練を行いました。
全校生徒が参加しました。

逃げる時の合言葉は、「お・か・し・も・ち」です。
(「おさない」「かけない」「しゃべらない」
「もどらない」「ちかづかない」)

今回は地震が起こったことを仮定して行ないました。
地震の合図を受けたら、生徒は素早く机の下に隠れ、
次の指示を静かに待つことができました。
地震の揺れがおさまったことを確認した後も、
みんな一列になって静かに避難場所まで移動することができました。


避難場所まで移動した後は、
学園長からのお話、防災訓練・災害についてのお話を聞きました。
今回のタイムは6分15秒でした。
スムーズに避難できたと思います。
学園に着いてからは、
生徒に実際に非常階段を使ってもらい、避難方法を確認しました。

みんなまじめに避難訓練に取り組めたと思います。
実際に災害が起こっても、
あわてず安全に避難できるようにしたいですね。
お疲れ様でした。

小学部 担任 H
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中学部 新学期の様子
長いようで短かった夏休みも終わり、
まだまだ暑い日が続きますが、
9月3日から中学部の新学期がスタートしました。

いつの間にか、顔つきも大人っぽくなった
みんなの顔が見れてうれしい限りです。

始業式では、学園長から新学期に向けてのお話を聞きました。
3年生はそろそろ受験に向けて勉強を本格的に
頑張っていかなくてはいけません。
不安や緊張もあるとは思いますが、
少しずつ確実にそれぞれの進路実現に向けて
自分のペースで勉強に励んでほしいと思います。

始業式の後は、
LHRで、夏休みの思い出を話し合ったり、
2学期の目標を考えたりしました。
一人ひとりが、自分の新たな目標に向かって
新学期からも頑張って欲しいと思います。

中学部 担任 T

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発達障害講座   ~反抗挑戦性障害~ 
かんしゃくを起こしやすい、よく大人と口論する、怒りやすい、
わざと他人をいらだたせてしまう…。
思春期の行動としては、
その範囲を著しく逸脱しているような子どもたちが最近増えています。
そのような行動の背景には、
発達障害であるADHDの傾向がある子どもたちに見られる、
反抗挑戦性障害が伴っている子どもたちが少なくありません。

特に9歳前後で認められ、
同年代の子どもの行動範囲の限度を明らかに超えた行動がみられます。
しかし、法律に触れたり権利を侵害してしまうような
行為障害(※)はみられません。
このような行動は、主としてADHDやADDの子どもたちが、
それを理解されないまま成長した場合、
2次障害として出てくると説明されています

成長とともに反抗挑戦性障害をもつ子どもの問題行動がエスカレートし、
万引きなどの触法行為、人や動物に対する過度の攻撃性や暴力、
重大な規則違反などがみられると、
「非行」とほぼ同義で扱われる行為障害となってしまいます。
ADHDや学習障害(LD)などとの合併がみられると、
反抗挑戦性障害から行為障害に移行する
「DBD(破壊的行動障害)マーチ」がみられることもあります。

周りに自分を理解してもらえず、
周りの大人から常に「我慢しろ、ルールを守れ」という
メッセージしか与えられないことで、自己肯定感が得られず、
不満や不公平感が高まってしまい、
反社会的行動が多くなってしまうと考えられます。

周りの大人たちは、子どもの精神的な安定感を持たせるため、
気になることがあっても正論で追い詰めないことが大事です。
叱ったり責めたり説教したりすることで
逆効果になる可能性が高くあります。
できる約束をしてほめる、できたところを見つけて認める、
その繰り返しで自己肯定感が高められ、
反抗的な態度が改善されていくと言われています。

※行為障害
他人の基本的な権利を無視し、
社会的な規則を破るなどを持続的に繰り返す児童思春期の行動の障害です。
いじめ、暴力、放火、窃盗、無断外泊などが具体的な行動で挙げられます。

高等部通信8月号より 一部抜粋

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高等部の進路指導について
進路指導に関しても多様なサポートが求められます。
高校卒業資格取得はあくまでの卒業後の進路に向けての
多様的な価値がある一つの有効のツールにしかすぎません。

特別支援学校への進路選択が子どもたちの能力において
もっとも適した選択なら仕方ありません。
しかし、担任など一番身近にいる指導者に、
子どもが認知的なつまずきにより通常学級に
ついていけないことを理解されなかった場合、
子どもたちは行動面でのつまずきがより露呈するようになります。
このような二次的なつまずきが重なって周囲との関係が悪化し、
摩擦が生じるケースが多くなります。
その場合、通常学級に居づらくなり、
支援学級を選択する子どもたちも少なくありません。
そのような子どもたちは、
適切な支援を受ければ学習についていけるのに、
現状に甘んじてしまい、
学習に遅れが出てしまうのは、
非常に残念でもったいないことだと思うのです。

つまずきの凸凹は、凸の能力を伸ばしていくことで、
凹んだ困難さを補って補完していくという考え方は、
特別支援教育としては、至極普通の考え方です。

その思いに沿って進路を考えるならば、高校卒業資格を利用して、
なるべく本人の持っている本来の能力出し切れる
職場環境を選択できるようにするためのステップとしての
進路として進めていきたいという思いがあります。
大学に進学し、将来の就労に結び付く
専門教育を受けることも選択肢の一つだと思います。

または、療育手帳や精神保健福祉手帳などを必要とした
特例子会社への入社を考えていくことも選択肢の一つです。
その際も高校卒業資格やPCスキルは
就労のための有利な条件になるはずです。
今現在特例子会社側が最も採用したい人材の条件の一つともいえるでしょう。

このように、ひとり一人の子供たちの生まれ備わった能力を最大限生かし、
その能力を必要としている社会環境とマッチングさせていくことが、
彼らに対する最終的な支援目標であると自然学園は考えています。

このような教育理念のもと、自然学園高等部は、
いままでにないインクルージョン教育を目標に掲げ、
子どもたちの社会的な自立を目指しながら、
独自の教育支援をすすめる新しい高等学校なのです。

~高等部通信8月号 学園長コラム(可能性の扉)より一部抜粋~
自然学園 学園長
小林 浩

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