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自然学園 学園ブログ
アセスメントについて
特別支援教育では、
子ども一人ひとりの教育ニーズに応じた支援を行うことがポイントです。
その場合、子どもに適した教育支援の在り方を導きだすために、
子どもについての情報を集め、
子どもを理解するプロセスが大事になってきます。
同時に、周囲の人や環境を含めた生活を理解することで、
今後必要となる支援や将来の行動を予測することも可能になります。
これが、特別支援教育における「アセスメント」です。

アセスメントでは、客観的に子どもの特徴を捉えられる
発達検査や知能検査などの心理検査を用いたり、
子どもの行動観察をすることが必要になってきます。
アセスメントを行う領域としては、
知的・学習面はもちろんのこと、心理・社会面も対象にしていきます。
具体的には、全般的な知的水準や情報処理の特徴、
学力や学習における困難の状況、行動の特徴や二次的な行動上の問題、
成育歴や子どもと家族のニーズなどが挙げられます。
また、生活面においても、生活リズムや生活習慣、
身辺自立が確立しているか、といったことも
発達や学習全体の基盤になるので重要な情報になります。

アセスメントを行う際、困難や欠点、
困った行動などの短所に目が行きがちですが、
長所や得意な部分など良い面にも目を向け、
適切に評価していくことも大事です。
子どもが得意な部分をうまく活用する支援計画を立てることで、
子どもが成功体験をもちやすく、
自信を持たせることにつながるからです。
アセスメントの結果は仮説であり、
その後の指導や支援の過程における子どもの変容を
通して初めて仮説が正しかったかどうかを確認することができます。
指導や支援は、
次の段階へのアセスメントであることを忘れないことが大切です。

高等部通信 11月号より

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WISC-Ⅲについて
WISC-Ⅲでは、子どもの行動や学習において、
その背景にある脳の働きや、
情報処理の特徴やメカニズムについて、
客観的に理解することができます。

子どもの能力における、苦手な部分と得意な部分を明らかにし、
今後の支援について情報を提供してくれます。

この検査で分かることの一つは、
その子の全般的な水準(全検査IQ)です。
同年齢と比べて、個人間での子どもの発達の様子を見ることができます。
もう一つは、個人の能力における、
強い部分、弱い部分を知ることができます。

言語性検査から得られるIQと、動作性検査から得られるIQにより、
各能力のばらつきの差を見ることができるのです。

ここで、言語性IQと動作性IQについて、説明していきます。

言語性IQとは、
「耳から情報を受け取って、ことばによって答える力」を指しています。
これはさらに、
「言葉の知識や情報を状況に合わせて応用する力(言語理解)」と
「集中を持続させ、耳からの情報を正確に取り込み、
記憶する力(注意記憶)」に分けられています。

また、動作性IQとは、
「目から情報を受け取り、動作によって答える力」を指しています。
これは、目からの情報を取り込み、
統合して意味あるものへとまとめる力(知覚統合)」と
「目からの情報を、事務的に数多く、
正確に処理していく力(処理速度)」に分けられています。
同じ言語性や動作性の検査の中でも、
似たような性質をもつ検査同士が、まとまって算出されるため、
より細かい特徴が明らかになってきます。

例えば、同じ言語性を構成している「言語理解」と
「注意記憶」に開きがある場合、
「言語を理解する能力」は高いのに「記憶力」が弱い場合と、
「記憶力」は高いのに、「言語を理解する能力」が弱い場合、
その子への対応や支援の方法が変わってくることが分かると思います。

このように、それぞれのIQの値が
どれくらいかと言うことだけでなく、
それぞれの値の差から、子どもの持っている能力の凸凹が明確になり、
子どもに見られる特定の行動の理由や、
子どもにあった学習支援・行動支援の方法が分かるようになっています。

しかし、ここで注意したいことがあります。
WISC-Ⅲをすることで、子どものことが、
すべて分かるわけではありません。
また、障害が分かるわけでもありません。
検査を実施することで、子どものつまずきに共感できたり、
支援や指導のヒントを見つけ出すことができる、
という視点をもつことが大事です。
また、数値だけを見て子どもを判断するのではなく、
実際の子どもの行動や学習場面も視野に入れながら、
指導に役立てていくことが重要です。

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バンブーだより 11月号 学園長コラム ~可能性のとびら~
自然学園 バンブー教室にお通いいただいている児童・生徒には、
3か月に1度、行動支援チェックリスト、学習到達度チェックリストを
配布させていただいています。

担当講師が、3か月間それぞれのお子様の
つまずきによるソーシャルスキル面での課題や、
学習面での課題を提示し、月目標、3か月目標を掲げ、
その目標にしたがって、カリキュラム、学習計画を立てていきます。

その支援計画が順調に消化されているかは、
学習報告書で保護者の方々に確認していただきながら、
支援目標にどれだけ届いているかを
見ていただく機会だと考えています。

お子さんの成長によって、
当然のごとく認知(情報の処理の仕方)の特徴に
若干の変化が見られると思います。
また、行動面でも、不注意性に改善がみられることや
コミュニケーションスキルの向上などの変化が生じています。

また、支援課題に挙げながらも、
3か月の授業の中で改善が見られない
課題も生じてしまうことがあります。


そのような現状を細かく観察し、
評価を加えながら、もう一度、
現状にあった支援計画を見直すためにも、
チェックリストが必要になってきます。
改善が見られない課題は、教材やアプローチの仕方を見直し、
つまずきのとらえ方の視点を変える必要があると考えています。

このように、授業を行ううえで、
この学習到達度チェックリストや行動支援チェックリストは、
授業計画を立案するためにかかせない
アセスメントツールの一つになるのです。

しかし、子どもたちの実態を総合的とらえるうえでは、
バンブー教室の授業をとおして観察した
アセスメントだけでは、まだまだ不十分です。

本来なら、家庭での様子、学校での様子、
医療機関の先生方からのアセスメント情報などの
行動観察をベースにしながら、
個別支援計画を一人ひとりのお子様に対して
ご提示させていただくことが、
自然学園でお子様をお預かりするうえでの根幹をなすものです。

つまり、アセスメントとは、発達障害がある子どもたちを
受け入れるうえでもっとも重要なことであり、
そして、それを具体的な実践につなげていくことが、
私たちの最大目標であるわけです。

自然学園およびバンブー教室が実践する、
支援教育の根幹にはアセスメントがあるのです。

バンブーだより 11月号 学園長コラム ~可能性のとびら~ より

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バンブーだより 11月号 学園長コラム ~可能性のとびら~
教室の窓から見える藤の蔦の葉が、
緑から黄色や黄土色に色づき、
秋らしいきれいな色彩を見せてくれていましたが、
急に冷え込み、北風の強い日が続いて、
枯葉が窓の外を舞い散っていました。

冬が近づいてきたことを告げる情景の変化は、
日常の代わり映えのしない、ルーチンワークに追い立てられながら、
余裕のない毎日を過ごしている現代人にとって、
普遍的な自然の中で生かされていることを、
再認識させられる大切な機会であると思っています。

傲慢になった気持ちを省み、自然との触れ合いを大事にし、
移りゆく四季の中で身をゆだねながら、
毎日あらゆるものに感謝の気持ちを抱きつつ生活していく大切さを、
朝の凛とした冷えた空気に、そして、澄みきった青空に
感じられることができる自分でありたいと思っています。

年の瀬が近づいてきてあわただしさに拍車をかけている時期ですが、
日々お変わりなくお過ごしでしょうか。

学園祭の際は、お忙しい中、多くの方々がご出席くださり、
誠にありがとうございました。
バンブー教室の生徒の皆さん、
保護者の皆さんがご参加いただいたことで、
学園祭が活気を帯び、生徒たちの励みになりました。

「おもいやり収穫祭」のタイトルどおり、
日頃お世話になっている方々に感謝しながら、
そして、みなさんのおもいやりを心に受け止め、
今回のテーマの「絆」である心のつながりを、
被災地のまたは全国の、発達のつまずきで悩みを抱えた子どもたち、
いじめをうけて挫折しそうな子どもたちに求めました。

将来そのつながりが、
全世界の同じつまずきで悩みを抱えた子どもたちの励みになり、
心の支えになり、やがてはかたちある支援になることを思い描き、
自分たちが前向きに頑張っている姿を
発信することを目標に取り組んだ学園祭でした。

おかげさまで多くの方々にその姿を見てもらうことができ、
子どもたちも大きく成長したように感じられました。

バンブーだより 11月号 学園長コラム ~可能性のとびら~ より


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高等部 体験授業の様子
11月24日(土)に高等部 体験授業を行いました。
この日は 「歴史の変わる瞬間…聖徳太子の秘密」という題で、
聖徳太子についての授業を行いました。

何故、聖徳太子が天皇の代わりに政治を行うことになったのかなど、
少し掘り下げた内容をはさみながら、
聖徳太子が行った偉業について勉強していきました。

参加してくれた生徒も最後にはだいぶ打ち解けることができ、
趣味のゲームの話など、いつの間にか盛り上がっていました。

このような体験授業は、
自然学園の高等部の様子を知るためには良い機会だと思っています。
是非、自然学園 高等部に興味のある方は、
一度体験授業に参加してみてはいかがですか?

今後も面白そうな体験授業が目白押しです!

<今後の体験授業の予定>

■12月15日(土) 高等部 体験授業(PCスキル)+説明会
「クリスマスカード作り」 ~この冬いちばんあたたかい贈り物~
時間:10時より(受付 9時45分)
保護者様…説明会/生徒様…体験授業
個別相談:11時30分より

■1月19日(土) 高等部 体験授業(PCスキル)+説明会
「友達とトラブルにならないメール通信講座」
~これからのPCスキル・できない人でも大丈夫!~
時間:10時より(受付 9時45分)
保護者様…説明会/生徒様…体験授業
個別相談:11時30分より

体験授業を参加希望の方は、
電話(TEL048-733-8282) にて予約を承っております。

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