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自然学園 学園ブログ
高等部の学習指導について
高等部の試験では、いきなり抜き打ち的な問題を多く出題したり、
応用的な問題を多く出題したりすることは一切ありません。
まずは、段階を踏まえながら
出題範囲の課題を理解させて、記憶してもらいます。

そして、聞かれ方によって思い出せないことがないように、
それぞれに合った方法でイメージづけをし、
覚えたことが頭の中から自由に取り出せるよう演習を行ない、
その上で試験に臨んでもらうのです。
もちろん授業で勉強する課題も、
生徒の習熟度に合う、理解できる課題を選びながら、
それぞれの教科でカリキュラムを作成しています。

本校が対象にしている子どもたちは、
多くの場合、極端な知的なつまずきによって、
学習内容が理解できないとか、思考できないわけではありません。
わかりやすく言えば
得意な情報を処理するタイプが人によって異なるのです。

人の話を聞いたほうが本を読むより理解しやすいタイプや、
本から得た知識が豊富で
数字や記号・文字言語・抽象的な概念を処理するのに優れているタイプ、
映像や動きに関わる情報を瞬時に直感的に処理する能力が高いタイプ、
一人で本を読みながら知識を吸収することが得意なタイプ、
ペーパーテストが中心の学習のほうが得意なタイプなど
さまざまなタイプがあります。

特別支援教育の根底をなすインクルージョン教育とは、
このような子どもたちのそれぞれのタイプや特性を理解したうえで、
それぞれの得意な認知を生かした
提示の仕方が非常に大切になっていきます。

例えば、実際に体や手を動かしながら
頭に知識が残るようなパイプを作ってあげる学習方法、
テキストやノート中心とした視覚からの言語認知を生かした学習方法、
言葉の伝達によって知識の定着を図る聴覚認知を生かした学習方法、
数字や記号などを用いた抽象的な説明ではなく、
具体的な事例や実際のものを用いた学習方法など、
子どもたちのタイプによって取り入れていくことで、
高い学習効果が得られるようになります。

~高等部通信8月号 学園長コラム(可能性の扉)より一部抜粋~
自然学園 学園長 
小林 浩


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高等部体験授業 ~簡単なおかず作り~
8月25日(土曜日)
今回の体験授業は家庭科ということで、
「簡単なおかず作り」をさせていただきました。
作ったのは、「シーチキンサラダ」と「ちくわのミニピザ」です。

まずは、サラダから作っていきました。
2人とも、手慣れた感じで材料を切ったり和えたりしてくれて、
テキパキと作業をこなしていきました。
塩もみした千切りキャベツの上に具材を並べて、
とてもきれいに仕上げることができましたね。

次は、ミニピザです。ピザ生地には餃子の皮を用いました。
ホットプレートの上に皮を並べ、
ケチャップをつけて、ちくわやコーン、
ピーマンなどでトッピングをし、
最後にチーズをかけて焼いていきました。
アツアツでカリカリ、色どりのよいミニピザができました。

二人とも、作業を一生懸命こなしたり、
いろいろなアイディアを出してくれたり、
とてもよく頑張っていました。
そして、学校のことや部活のことを話しながら、
楽しく調理実習できたのもよかったと思います。
ありがとうございました。

昨日が高等部のオープンキャンパスでTシャツづくりを
行ったのですが、連日にも関わらず、
翌日の高等部の体験授業に参加してくださった
皆様方には、本当に感謝をしております。

みなさんも、自然学園を体験してみませんか。
お待ちしております!!


体験授業担当 H

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高等部オープンキャンパス
 今年度の高等部受験希望者を対象にした
オープンキャンパスが8月24日に行われました。
本校への受験希望者は、早い時期から動き出す受験生が
多いので、従来の学校説明会や体験授業以外で
実際に本校在校生と一緒に授業を受けられる
オープンキャンパスのような機会が作れないかと
ずっと思っていました。
 自然学園の対象生徒の場合は、
学校に通常に登校できている生徒が多いので、
夏休みのような長い休みが続く機会でないと、
なかなか平日に学校を休んでまで、
学校見学会や入学説明会などに参加できる
生徒がいません。かといって土曜日では自然学園の
授業がありません。
 進路を決める際の生徒の一番気にかかる事柄は
どんな生徒が通っているのだろうということなのでは
ないでしょうか?そして生徒が実際にいるときの
学校の雰囲気や教員の生徒への対応ではないかと思います。
 早く安心したい自然学園に受験を考えている
中学生がいる以上なんとかその機会を設けたいと考えた
結果、本校の1年生、2年生の夏休み期間中の登校日に
オープンキャンパスを実施しようという結論に
なりました。7月初旬の告知だったので、
どのくらいの生徒が集まってくれるのか不安だったのですが、
多くの中学生が参加して頂いて本当にうれしい限りです。

 在籍生には、文化祭で着用することを目的とした
オリジナルのTシャツづくりを登校日に考えていたのですが、
中学生も参加してそれぞれのアイディアを生かした
Tシャツづくりをオープンキャンパスで実施する
体験授業の課題にしました。
 どの生徒も非常に楽しく取り組んでいました。
そしてご参加いただいた保護者の方々から、
「先生方の子どもたちに対する温かい目線や
支援のしかたがよくわかりました。」
「普段の生徒の様子や今までの自然学園での授業の
取り組み方が体験授業から垣間見られ安心しました。」
などの声をいただき、非常に好評で終えることができました。

 9月29日から高等部の入試が始まります。
 
 9月以降の説明会、体験授業にもぜひお越しください。
お待ちしています。

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高等部 夏期登校日
高等部の夏休みもあと僅かになった8月24日金曜日。
今日は高等部1・2年生の登校日でした。
オープンキャンパスを開催しました。
高等部の受験を来年希望されている
中学生の皆さんが来て頂いてのオープンキャンパスとして、
高等部の生徒たちと一緒にTシャツづくりをしました。

当日は高等部の生徒も久しぶりの登校で、
朝のショートホームルームでは、
オープンキャンパスという緊張もあり、
何となくぎこちない雰囲気でした。
そこへ学園長がやってきて
「今日はみんなのいつもどおりの様子を見せてくれれば良いですよ。」
「昨年みんなが入学する前と同じように、
中学生たちも緊張してやってくるので、
その時のことを思い出してあげて下さい。」と話してくれたので、
かなり気が楽になったようでした。

教室を移動して、
中学生合同でTシャツづくりが始まりました。
子どもたちそれぞれが緊張する中、
いざ作業が始まると黙々とカッターナイフで型を作り、
Tシャツに色を塗り、ドライヤーで乾かして・・・・。
こういう作業が苦手な生徒も多いのですが、
生徒同士助け合ったり、
先生に助けを求めたりしながらも、
想像以上にスムーズに作業が進みました。
御来校頂いた、中学生たちも選んだデザインから作るだけでなく、
直接Tシャツに筆を入れオリジナルのTシャツを作ったり、
積極的に取り組んでくれました。

何より良かったのは、
生徒同士お互いに声をかけたり手伝ったり、
お互いの出来ばえを見せ合ったり、
保護者の方もお子様に声をかけたりしながら、
和やかな雰囲気で行えたことです。
中学生たちは緊張の中にも楽しみながら、
自然学園の雰囲気を感じてもらえたのではないでしょうか?

高等部担任 Y

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バンブーだより8月号 学園長の言葉
7月24日から、たけのこコースを皮切りに、
自然学園バンブー教室の平成24年度の夏期講習がはじまりました。
夏期講習説明会にも大勢の人がお越しになり、
熱心に説明を聞いていただきました。
お話しさせていただいている私にも、
保護者の方々の、
なんとかしてお子さん一人ひとりが抱えている息苦しさから、
少しでも楽にさせてあげたいと思う気持ちが、
強く胸に響いてきました。

自然学園を始めさせていただいて7回目の夏期講習を迎えました。
平成19年の1月の東京新聞全国版の第一面に、
以前の校舎に教室を移転してすぐの12月の初頭に、
取材を受けた内容の記事が掲載されました。
見出しに、「LDなど発達障害児用の塾設立」という題がつけられ、
一面掲載だったため、取材を受けた本人が1番びっくりしました。
もちろん全国には、有数の専門家の方々、
研究者の方々、医療機関の方々、
各親の会でご尽力されている関係者の方がいます。
そのような方々が関係している教育機関などは多数あると思われますが、
民間の小さな私塾で、ひとつのコース設定ではなく、
その塾自体が、発達障害がある子どもたちの
学習支援を行う専門の塾であることに、
記事としての大きな意味があったと思っていました。
しかし、今振り返ってみると、
発達障害者支援法の成立や特別支援教育が
開始された世の中の動きに対して、
そのニーズが非常に高いことを証明する
一つの具体的なトピックとして、
取り上げられたのではないかとも思っています。

そして7年目を迎えた現在も、
教育行政の動きは、平成20年に学校教育法が
改正され特別支援教育が書き加えられて以降も、
発達障害児童に対するその取り組みは以前と変わらず、
むしろ以前よりひどい『絵に描いた餅』に近い状態が続いています。
現場には特別支援教育に熱心な先生も
たくさんいらっしゃるのですが、
そのような先生の意見があまり反映されない、
または、することができない教育現場の現実が
あるのではないかと思っています。

ただ、発達障害がある子どもたちの未来が
まるで悲観的な状況であるかとういうと、
一概にそうではないと私は思っています。
それは、教育行政の動きは、
前記させていただいた通りですが、
世の中の関心事は非常に高くなってきています。
とくに「大人の発達障害」と言う言葉が一般的になり、
それにまつわる書物がベストセラーになっている状況を考えると、
大人の人たちに、関心を持った人たちが多くなってきたように思います。
企業に関しても、従業員も含めて思い当たる人が身近に多くなったことや、
スティーブ・ジョブス氏やビル・ゲイツ氏など
発達障害傾向がある有名起業家のエピソードが、
多く世の中に知られるようになったことで、
発達障害の人たちのことを、身近な存在として
考えられるようになったといえるでしょう。

発達障害者支援法が成立し、
障害者雇用促進法が改正されたことによって、
発達障害者にも精神保健福祉手帳の取得が認められ、
障害者就労の対象として認められるようになりました。
それによって、昭和51年から企業の法定雇用率を
充足するためにつくられた特例子会社の雇用者は、
障害者手帳取得者に限られていましたが、
それ以降、精神保健福祉手帳の取得者を
採用する割合が多くなってきています。
平成20年前後に作られた特例子会社ほど、
積極的に採用している傾向があるようです。


私も現在、大学部の体験就労や高等部、
大学部の職場見学をお願いするために、
大手の特例子会社の役員の方とお話しする機会が多いのですが、
最近の企業が考えている業務内容は、
それまでの清掃や軽作業が中心であったものから、
企業案内や広報パンフレットの印刷・製本、
ダイレクトメールの文章作成や送付、アンケートの集計等、
かなり高度なエクセルやワードを使用した
コンピューター処理を求めるようなものに、
移行しつつある印象を受けます。
ですから、企業の役員の方々にお願いされる人材として、
PCスキルを条件とされるケースが多くなってきています。
このように発達障害がある人たちの雇用を、企業の人たちが
積極的に考えるようになったことが大きな進歩だと思うのです。

当然のごとく発達障害がある子どもたちの教育を真剣に考え、
小さな私塾から立ち上げ7年にわたって、
その教育および発達障害がある子どもたちの自立を
支援する数少ない教育機関としての歴史を歩んでいる自然学園は、
多くの企業から信頼され、
採用を前提として就労実習を引き受けて頂いています。

このように、自然学園には、
7年間の発達障害児童と正面から向き合い育んだ臨床にもとづく、
他には真似できない特別支援教育の指導ノウハウの蓄積があります。
そしてその臨床にもとづいて、
現場から積み上げた教材を今年度の総合コースの算数・数学科を中心に
夏期講習の教材に反映させていただきました。

バンブー教室での、私の近い将来の夢は、
自然学園のオリジナルの教材を発刊することです。
認知のつまずきに配慮した、
子どもたちそれぞれの習熟度ごとに教材をセレクトできる
プリントにしたいと思っています。
そして、それは大学の先生などの
専門分野の先生に依頼するのではなく、
現場の教員が今までの臨床から培った経験を生かして
作り上げた教材でないと意味がないと思っています。
すこしでも夏期講習の受講生に反映できたらとの思いで、
全力で取り組んでいきます。

自然学園 学園長 小林浩
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