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自然学園 学園ブログ
思春期外来にかかる不登校生徒の状況について①
精神科の思春期外来や
民間の心理相談室には
いろんなお子さんがいらっしゃいます。
その中には
学校に行けないことを第一の主な訴えとして
いらっしゃる方も多くいます。
しかし、同じ「不登校」でも、
その原因は様々です。


精神科にいらっしゃるケースですので、
まず、なんらかの精神的な不調が
背景にある場合があります。
無気力や無関心の強いうつ状態、
人前に出ることへの強い不安、
手洗い強迫や不潔への恐怖、
睡眠のリズムの乱れなど
様々な不調が不登校の原因となり得ます。
症状にもよりますが、
学校だけでなく生活の様々な面に
支障が生じていることが多いと感じます。
よって、いたずらに登校を励ますのではなく、
休養に加え服薬や心理療法などの治療が
必要だと判断される場合がほとんどです。
これらの精神的不調の原因となる出来事やストレスは
必ずしも学校に関連しているとは限りません。
思春期は多感であり精神的にも不安定な時期のため、
精神的な不調が起きやすいといえます。


次に、精神科に関わる不登校の背景として
発達障害やその傾向を有した特性が
考えられる場合があります。
不登校が生じた時点での診断の有無は
関係ありません。
それまで指摘されたことが無くても
不登校に悩んで精神科にいらっしゃった結果、
発達障害が明らかになるケースもあります。
発達障害のお子さんの多くは、
学業不振か人間関係がうまくいかない事を悩んで
不登校になる場合が多いように感じられます。
学業については、段々と難しくなる勉強に
ついていけなくなることだけでなく、
科目ごとに先生が変わることや
単位制というシステムが悩みとなることもあります。
人間関係においては、
複雑さが増すことや人間関係の拡大、
恋愛関係の始まりが契機となり、
友達との関係の悩みが生じやすい時期です。
その他、部活動での上下関係の在り方、
学力・進学重視の教育に理不尽さを強く感じることで
不登校につながる場合もあります。


      『バンブーだより11月号』
       学園長コラム~可能性のとびら~ より抜粋

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学習における発達障害がある子どもたちの現状②
10月号でご紹介させていただいた
「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」が
世界20か国以上に翻訳され、
日本のドナ・ウィリアムズ
(自閉症だったわたしへ)と言われている
東田直樹さんの最新著書で
「跳びはねる思考
―会話のできない
自閉症の僕が考えていること」の中に、
「僕にとっての記憶は
線ではなく点のようなものだからです。
十年前の記憶も昨日の記憶も
変わりはありません。
失敗したこと自体覚えていても、
いつ、どんな失敗をして、
自分がどうしなければいけなかったのか、
記憶がつながらないのです。」
という記述があります。


そうであるならば、
体系的な学習を習得することが
難しいということになります。
私は社会科の教師でもありますが、
社会科ではなるべく関連づけて
社会用語を学ばせ、
歴史などはストーリーとして
理解させることが
大切だと言われてきました。
しかし発達のつまずきがある子どもたちは
従来、体系的な学習が苦手なので、
教えてもらったことを、
ノートを見ながら復習して
関連付けて記憶することは苦手です。
従来の学習塾が実践している
復習を中心とした体系的なテスト対策は、
彼らにとって有効的ではないのです。
そして試験日までに記憶として
残らない可能性があります。



 
      『バンブーだより11月号』
       学園長コラム~可能性のとびら~ より抜粋




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学習における発達障害がある子どもたちの現状①
10月にほとんどの公立中学校では
中間テストが実施されたようです。
現在の高等学校の公立入試では、
調査書の成績が大きなウエイトを
占めるようになっています。
内申点の割合としては、
中間テストと期末テストの得点が
今までと変わらず大きなファクターになっているので、
地域の学習塾は中間・期末テスト対策に
力を入れているところが多いようです。
どの公立の中学校も
学校配布用問題集(学校ワーク)の
各教科の中間・期末テストの範囲を
テストまでの宿題にしている学校がほとんどで、
試験勉強どころか、
学校ワークの宿題を消化するだけで
あっぷあっぷの中学生が多いようです。


まして、バンブー教室の在籍生徒のように、
勉強に対して苦手さを感じて学習意欲がなく、
先に見通しがつけられずに
計画的に課題をこなすことや、
宿題を期限までに提出することができない子どもたちは、
なんとか学校ワークを消化するために、
解答をただ写している生徒も多いようです。
LD傾向があり、
文字の認識ができない生徒は、
ただ解答を写しているだけでも
非常にストレスを感じて、
勉強に対する意欲は落ちるばかりです。
そのようにして、学力的な無気力状態が加速して、
学力不振につながってくるのです。
10月号でお話しした不登校になる最も大きな理由の一つにある
「無気力」は「学力不振」から起因するものでもあるため、
統計として、一つの事項として
くくることができないものだと思います。


『バンブーだより11月号』
       学園長コラム~可能性のとびら~ より抜粋



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学園祭(思いやり収穫祭)について②
そして、
バンブー教室在籍生の皆さんにも、
一人ひとりの、
作品を展示していただくことで
『思いやり収穫祭』に参加して頂きました。
中学生は、
水彩画、油絵やイラストなどの絵画作品や、
オブジェなどの創作アート作品などの展示、
小学生ならば、
こちらで用意した何枚かの下絵
(コアラ、フクロウ、恐竜、
ダチョウ、ラクダ、妖怪ウォッチ)に、
色紙を使いながら
個性的な貼り絵作品を
作成してもらい、
展示させていただきました。

毎年、個性的な作品ばかりで、
ピカソや岡本太郎のような色合いで力強く
感情がキャンバスからあふれ出るような強烈さと、
印象的な作品もいくつか展示されていますが、
今年も傑作作品がたくさん生まれました。
手の不器用さは
子どもたちによってさまざまで、
非常に手の凝った細かい作業を施した
素晴らしい作品もありました。
紙のちぎり方や貼り方は
あまり細かくないものの
大胆な構図や色彩で、
下絵を上回る迫力で、
見る者を釘づけにした作品がありました。
今年も『ちぎり絵大賞』を選ばせて頂きました。
たけのこクラス、
小学校低学年クラス、
小学校高学年クラス、
中学生クラスの中から一人ずつ、
そして特別賞をふくめた
5人の子どもたちを選出しました。
入賞者には賞品として
図書カードと賞状が贈呈されます。
なお発表はバンブー便り
本号11月号にて掲載しています。
実物の作品は、
校舎内に展示していますので
どうぞご覧ください。
バンブー教室の生徒の皆さん、
保護者の皆さんがご参加いただいたことで、
学園祭が活気を帯び、
生徒たちの励みになりました。



     『バンブーだより11月号』
       学園長コラム~可能性のとびら~ より抜粋
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学園祭(思いやり収穫祭)について①
学園祭の際はお忙しい中、
バンブー教室の保護者の方々が
多数ご出席くださり、
誠にありがとうございました。
今回で6回目となる
自然学園の学園祭
『思いやり収穫祭』も、
新校舎になって3度目を迎え、
昨年よりもご来校人数が
格段に増えて来ました。
ご来場いただいた皆さんには、
普段の子どもたちの、
学校生活の様子が
ご覧いただけたと思っています。

今年は、保護者の皆様に
お手伝いいただくことなく、
生徒が主体的に
クラスごとに協力しながら、
模擬店などの運営をすすめ、
できるだけたくさんの
お客さんに参加して頂けるような
工夫と広告に力を注ぎ、
“おもてなし”の気持ちを持って
接客することを目標としました。
どの子どもたちも、
小・中学校では
人間関係がうまくいかずに、
不登校を経験していたことがあり、
学校行事や集団での行動が
苦手だった子どもたちです。
また、参加することさえできなかった
子どもたちです。

この日の子どもたちの
生き生きとした姿を見ていただければ、
適切な環境で学ぶことが
いかに重要なことなのかが、
お判りになっていただけたと
思っています。
大げさな言い方をすれば、
この時の子どもたちの笑顔が
今まで我々が培った
特別支援教育の答えなのです。
当然のごとく、
バンブー教室にも
この指導理念は継承しています。
バンブー教室を通して
子どもたちが笑顔を取り戻し、
学校生活においても
生き生きと活動できる、
将来の自立に結び付く支援こそが
バンブー教室の理念であるからです。



     『バンブーだより11月号』
       学園長コラム~可能性のとびら~ より抜粋


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