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自然学園 学園ブログ
たけのこクラスについて ~幼児期の自閉症の特色と対応~
最近の新刊書物の
岡田尊司著『発達障害と呼ばないで』では、

「社会性・攻撃性、不安のコントロールなどの
最も重要な役割を果たし、
愛着を支えるうえでもっとも重要な生理的基盤である
オキシトシン・システムの異常が
発達障害の要因になり得ることがわかってきた。」という記述があります。

「現在では発達障害がある子どもたちは
生まれつき脳機能の違いがあることも
明らかになってきています。

そして早期に適切な支援を得ることができたか、
また虐待的な体験をしたかによって後の環境要因によって、
状態は良くなることもあれば悪くなることもあるのです。
これは、生まれつきの脳の基盤だけで
説明がつくものではありませんし、
経験だけで説明つくものではありません。

もともと持って生まれた特性が、
環境条件のなかで症状や行動として
あらわれてくると言えるでしょう。」と
杉山登志郎・辻井正次先生監修の
『発達障害のある子どもができることを伸ばす。幼児編』でも
取り上げています。

~バンブーだより2月号より一部抜粋~

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たけのこクラスについて ~幼児期の自閉症の特色と対応~
少しずつではありますが、
たけのこ(未就学児)クラスのお問い合わせや質問、相談が
多くなってきているように思われます。

昨年に参加した、杉並区の子育て団体「クレオ」と
東京都成人発達障害者当事者会主催の
『発達障害者を知る・学ぶ「専門校の立場から」』という
荻窪保健センター講堂でのセミナーの際にも、
幼児期の発達障害に関する多数の質問をいただきました。

「幼児期の発達相談をしてくれるところはありますか。」
「療育は何歳ぐらいから始めたらいいですか。」
「ことばが出るのが遅いのですが、どうしたらいいでしょうか。」など、

実際に、バンブー教室のたけのこクラスに
お問い合わせいただいている保護者の方々のお話を聞いていると、
「早い段階から療育的なアプローチをすすめて、
就学は通常学級で適応ができるようにしたい・・。
そのためになるべく早い段階から通いたい。」と
お考えになっている方々が多いと実感しています。
事実、たけのこコースの年少の問い合わせが多くなり、
生徒数も年々増加しています。

発達障害についての医学的アプローチは年々進化しています。
発達障害に関する新しい研究成果の発表を、
新聞やネットのニュースで目にすることも多くなってきました。

最近でも、浜松医科大学の研究チームによる、
自閉症の原因物質の解明につながる
「ミクログリア」の活性化についての発表が、
取り上げられていたことを目にした方も多いことでしょう。

~バンブーだより2月号より一部抜粋~


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ペアレントトレーニングについて
家の中や外へ出かけたときなど、
様々な場面で子どもが「してほしくない行動」を
とるときがあると思います。

そのようなときに、
つい感情的になって子どもを怒ってしまったり、
諦めて放っておいたりしてしまうことも、
多いのではないかと思われます。

しかし、このような対応を続けていると、
子どもの問題行動はさらにエスカレートしたり、
反抗的になって、親子関係が悪くなってしまいます。

子どもの問題行動にばかり目が向いてしまうと、
怒りやイライラした気持ちがつのり、
親や家族がストレスを抱えてしまいます。
また、子どもも常に叱られてばかりいると、
自信をなくしてしまったり、
子どもにとっても大きなストレスとなるでしょう。

ペアレントトレーニングとは、
子どもの「してほしくない行動」
「してほしい行動」に焦点を当てて、
具体的にどのような対応ができるかを
学習していくプログラムのことです。
親が子どもの行動変容における心理パターンを理解・分析し、
問題行動を適切な対応で減少することのできる技術を
獲得することを目的としています。

子どもの成長のためにもなりますが、
親が子育てをつらいと感じなくなったり、
子育てに少しでも余裕が出てきたりと、
子育てにおける不安の解消にもつながります。

ペアレントトレーニングでは、
子どもの行動を「してほしい行動」
「してほしくない行動」「許しがたい行動」に分け、
それらの行動に対する対応方法を学びます。
例えば、「してほしい行動」には「ほめる」、
「してほしくない行動」には「ほめるために待つ(無視)」、
「許しがたい行動」には「警告、タイムアウト」などです。

ほめるときには、「してほしい行動」がなされている最中や直後など、
タイミング良く、また、何のことについてほめているのか、
具体的に分かりやすく伝えることが必要です。

何がよい行動なのかを、子どもが知ることができるからです。
「してほしくない行動」には、その問題となる行動を無視します。
子どもを無視するのではないことに注意が必要です。
「してほしくない行動」をやめ、
「してほしい行動」を始めたら、またほめてあげます。

対応の仕方で、子どもの問題行動を変わってくるのです。
また、子どもの人格を尊重しながら、
一貫した対応をとることも大切です。

バンブーだより 2月号より


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学園長コラム 可能性のトビラ
はやいもので立春をすぎて、
春の足音が聞こえるような夕焼けがみられるようになりました。
少しずつですが、春が近づいてきたことが体感できる陽気や、
すっかり日が長くなってきた夕焼け空と寒さの中にも、
穏やかな新芽の息吹が感じられるような、
空気が春を待つ気持ちの支えとなってきた今日この頃です。

バンブー教室の子どもたちの中にも、
一足先に冬の寒さの厳しさから
解放された人たちが多くなってきました。
1月になって高等養護学校の入試、
埼玉県私立高等学校の推薦入試、中学入試、
東京都の私立高等学校入試と相次いで入試が実施され、
結果がすでに出ています。
自然学園のバンブー教室の小学校6年生、
中学校3年生の子どもたちも受験に向かった子どもたちがたくさんいました。

自然学園の生徒のみなさんは、
試験が苦手な子どもたちです。
日ごろから小テストでさえ、
逃げたくなってしまう子どもたちが少なくない事でしょう。
ですから、試験を受けるということ、
面接に臨むということが、どんなに勇気を必要としたことか、
想像するだけで皆さんの頑張りに頭が下がります。

試験ですから当然、「合格」「不合格」の結果がついてきます。
「バンブー教室の子どもたちは全員が合格しました。」と言いたいところですが、
残念な結果だった人たちも当然います。

不合格が学力不足であったり、
その人の価値を決める判定では全くないことを、
心の中に留めておいてください。
当然がっかりすると思います。
ですが、不合格はその学校が望んでいる適性に合わなかっただけで、
なんら落胆することはありません。

試験の出題範囲や出題方法、
またはその学校が望んでいる性格なども含めた特性に
合わなかっただけなのです。

ですから、むしろ3年間精神的な負担を多くしながらも
勉強に取り組めたということが、
今後の自分にプラスになる人もいると思います。
そんな風に気持ちを切り替えて、
次の進路を一緒に考えていきましょう。

合格した人も不合格だった人も、本当に一生懸命よく頑張りました。
皆さんの成長は誰よりも皆さんを教えた
先生たちや保護者の方々が理解しています。

少しずつ大人の階段を上ってきた
成長の証しは誰の目にも明確です。
そのことこそ、これからの人生を皆さんが、
堂々と生き抜いていく原動力になっていくことでしょう。

中学生の皆さんは
まだ公立の高校入試を残している人がいます。

最後まで頑張り続けてください。

皆さんは何にも勝る私の誇りです。

バンブーだより2月号 学園長コラム 可能性のトビラより


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学園長コラム 可能性の扉(続き)
今年度、話題になった、
みんながたぶん知っているだろう2人の人物がいます。
1人は、天皇陛下の冠動脈バイパス手術をおこなった
順天堂大学心臓血管外科の天野篤教授。

もう一人は万能細胞であるIPS細胞研究で
ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥教授です。


皆さんはおそらく新聞やテレビ、インターネットを通じて
この人たちの名前を耳にしたことと思います。
この有名なお二人は、皆さんと同じように自分が
進もうとした道のりの中で大きな挫折を経験しています。
決して順風満帆の人生を歩んできたわけではありません。


天野教授は高校卒業後3年の浪人生活を経て日本大学医学部に入り、
その後卒業しましたが、働きたい病院にも就職できませんでした。
誰にも負けない心臓外科医になるとの志を持ちながら、

手術の腕をあげるために心臓バイパス手術ができる病院を渡り歩いて、
武者修行を重ねて評価を得ました。

そして順天堂大学の教授になり、
東京大学医学部病院にご入院されていた
天皇陛下の狭心症の手術に招聘され、
成功させたことで一躍有名になりました。


大学に残り、キャリアを重ねて、
大学教授を目指す従来のエリート医師たちの道のりとは、
まったく異なった歩みに思います。

ノーベル生理学賞を受賞した山中伸弥教授の場合は、
神戸大学医学部卒業後、
国立病院機構大阪医療センター整形外科の研修医として
キャリアをスタートさせましたが、
手際の悪さと些細なミスが重なり、
指導医から毎日のように「じゃまなか」といわれて
怒鳴られていたようです。

ご本人も「手術が下手で20分~30分で終わる手術が2時間もかかった」と
当時を振り返って話しています。

自分でも適性のないことに気づき、
大阪市立大大学院の薬理学を志し、
そこで研究の基本を学び、基礎研究に没頭しました。
山中教授はここで自分の適性を開花させました。


その後アメリカに留学して研究を続け、
再び日本に帰国しましたが、研究資金もなく、
元実験室のマウスの世話に明け暮れていました。
そのせいで「やまちゅう」とからかわれるようにもなりました。


半分うつ状態で気持ちが折れそうになり、
研究をやめようと思ったとき、
奈良先端科学技術大学の助教授職の公募に採用され、
研究者としての恵まれた環境を得て
現在に至る実績を次々と残していきました。


高等部通信1月号 学園長コラム 可能性の扉より抜粋

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