Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/0/kilo.jp-shizengakuen/web/kyouiku/class/View.php on line 25

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/0/kilo.jp-shizengakuen/web/kyouiku/class/View.php on line 30

Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/0/kilo.jp-shizengakuen/web/kyouiku/class/View.php:25) in /home/users/0/kilo.jp-shizengakuen/web/kyouiku/class/View.php on line 81
自然学園 学園ブログ
発達障害の子どもたちの進路⑤
次に、
高等学校における
特別支援教育の実状、
自然学園中学部、
バンブー教室の
高等学校の受験生から見た
入試の実状や
入学後の生徒対応も含めた
入学していい学校、
悪い学校について
実例も含めたお話を
なるべく分かりやすく
させていただきます。

実際に
高等学校を選ぶ場合に、
上記に4つの項目に配慮した上で、
選考方法と学校のシステムが、
生徒一人ひとりの特性や
つまずきに
適合することができるか否かが、
学校選びの基本になります。

選考方法とは、
学力試験や書類選考の条件として
出席日数等、調査書が
どれだけ選考基準に
考慮させるかどうかが
ポイントになると思います。

試験の内容も
重要になります。
そのような視点からいえば、
通信制高校などは
学力や書類選考を重視しない
学校が多いようです。
技能連携校や
サポート校も同様です。

学校のシステムとは、
都立足立東高校のように
単位制の特徴を持った
エンカレッジスクールと
言われている高等学校や、
都立桐ヶ丘高校や
県立戸田翔陽高校、
県立吹上秋桜高校、
県立栗橋北彩高校など
チャレンジスクール、
トライネットスクールと
言われているような
中間定時制の学校で、
ユニークな選択授業が
自分で選ぶことができ、
少人数のきめ細やかな指導が
他の公立高校より
充実したシステムを
採用しているなど、
さまざまなスタイルを持った
学校があり、
不登校を経験した
子どもたちでも
無理せずに
通いやすい高校学校が
ここ数年
さらに増えている
傾向があります。

しかし、
ほとんどが
実績のない
新しい高等学校なので、
学校の理念や
教員の特別支援に対する理解、
実際に実施している
支援内容を
お子様に当てはめて、
入学した際に
通える学校かどうかを
判断する必要があります。
そして実際に、
学校に足を運んで
子ども本人が
校風や在籍生徒を見たうえで、
納得できる進路を
選択することが
基本になります。

特別支援教育が始まった
平成17年から、
その対象になっていた
発達障害がある子どもたちとは、
知的障害がない
子どもたちであると
されていました。
そうであるならば、
療育手帳の取得が
できない子どもたちが、
多数を占めることになります。
したがって、
特別支援教育導入以降であっても
特別支援学校の入学は、
養護学校であった時代同様
難しいことが現状だと思います。

そうであるならば、
特別支援教育の対象となる
発達障害がある子どもたちは、
高等学校に
進学せざる得ないことが
現状だと思います。

     『バンブーだより2月号』より抜粋



illust1361.png

発達障害の子どもたちの進路④
出席の条件を
配慮しなければいけない
生徒とは、
発達障害の
二次障害として
精神的な不安定さを抱えて
不登校を経験している
ケースです。
このような生徒は、
単位認定に出席が、
義務付けられる
全日制高校よりは、
自学自習が、
基本になる
通信制高校の方が
適しています。


公立の通信制高校などは
スクーリングの
クラスの生徒数が
50人以上の
高校が多いので、
大きな集団を
苦手としている
自閉症傾向がある人たちは
適さない場合もあります。


②で挙げている
懲戒規定を
配慮しなければいけない
ケースの生徒で言えば、
アスペルガー傾向や
ADHD傾向の生徒で、
人とのかかわりに関しては
比較的抵抗がないが、
攻撃性や衝動性、
パニック性が強く、
反抗性挑戦障害などの
傾向がある生徒が
あてはまります。


③のケースに、
あてはまる生徒としては、
統合失調症、
強迫性障害、
人格障害、
てんかん等脳波の異常、
トゥ―レット症候群等の
診断を受けて、
薬を服用している人です。


④で言えば
高等学校に
進学することが、
決して就職を
優位にすすめるわけでは
ありません。
就労を
継続が可能な
進路を選択するために
障害者雇用も含めた
幅広い選択肢が
必要になってきます。


以上のことを
しっかり踏まえた上で、
実際に
高校に足を運んでいただき、
実際の生徒の
学校生活の様子を見た上で、
お子様が
3年間通える
学校なのかどうか
慎重に
判断していただければと
思っています。



      『バンブーだより2月号』より抜粋


illust1343.png

発達障害の子どもたちの進路③
私が、
発達障害がある生徒を
受け入れることができる
学校の条件をとして、
必ず確認しなければいけないと
考えることは
以下の4つの項目です。


①単位の認定に対して
 出席に関する
 柔軟な姿勢がみられる
 学校であるかどうか。


②発達のつまずきを
 踏まえた上で、
 生徒一人ひとりに対する
 生活指導の考え方が
 浸透している。
 問題行動の事象だけで、
 一律の処分をする
 懲戒規定を導入している
 学校であるかどうか。


③特別支援教育が
 必要な生徒には、
 アセスメントをした上での、
 個別の支援計画が
 準備されているかどうか。
 また二次的な障害も含め
 精神的な不安定さや
 パニック性に対する対応が、
 カウンセラーや
 医療機関との連携の中で、
 充分な体制が
 ひかれているかどうか。


④発達障害の
 特性も踏まえた上で、
 将来的な就労も見据えた
 大学や専門学校を、
 選択できる進路指導の
 経験や実績があるかどうか。
 障害者就労を視野に入れた
 進路指導ができる
 学校なのか。
 特例子会社での
 体験就労や
 就労実習などの
 進路実績がある
 学校かどうか。



          『バンブーだより2月号』より抜粋



illust2866.png

発達障害の子どもたちの進路②
バンブー教室の中学校3年生が、
進路として考えている学校には、
高等学校以外にも
特別支援学校高等部、
高等特別支援学校(高等養護学校)
および
高等専修学校(高等課程・一般課程)
があります。
特別支援学校高等部は、
特別支援学校小・中学部の延長上に
位置付けられます。
卒業後の進路としては、
企業への就労や
地域の福祉施設への入所が
考えられます。
高等特別支援学校(高等養護学校)は、
100%に近い企業への就労をめざし、
職業科のカリキュラムを
充実させています。
高等専修学校とは
昭和51年1月、
学校教育法第82の2に
定められた「学校」です。
高等専修学校の目的は
「職業若しくは
実際生活に必要な能力を育成し、
又は教養の向上を図ること」です。
多様化する生徒のニーズに答え、
広範な分野にわたり
バラエティーに富む
教育を行っています。
その分野は工業、農業、医療、
衛生、教育福祉・商業実務、
服飾・家政、文化・教養の
8分野に及びます。
高等専修学校の高等課程は、
技能連携制度を利用して
高校卒業資格が取得できます。
(学校教育法第55条)
 バンブー教室を開校したばかりのころ、
在籍している中学生の
進路を考える際に、
私がサポート校および
全日制と通信制を有していた
高等学校に関係していた時の人脈を頼りに、
発達障害がある生徒を
受け入れる公立高校、私立高校、
通信制高校、技能連携校、サポート校を
以下のことを前提として、
探したことがありました。
しかし、
私たちがお預かりしている生徒の皆さんが
継続して登校することができ、
将来的な自立に結び付く
キャリア学習を進めている
学校を見つけることができませんでした。

     『バンブーだより2月号』より抜粋




illust1347.png

発達障害の子どもたちの進路
平成24年の統計で
全日制高校、定時制高校を
あわせた進学率は96.5%、
通信制高校もあわせると
98.3%という
結果が出ています。
平成23年5月1日現在、
義務教育段階において
特別支援学校及び
小学校・中学校の
特別支援学級の在籍者、
並びに通級による指導を受けている
児童生徒の総数の占める割合は
約2.7パーセントとなっています。
また、学習障害(LD)、
注意欠陥多動性障害(ADHD)、
高機能自閉症等、
学習や生活の面で、
特別な教育的支援を必要とする
児童生徒数について、
文部科学省が
平成24年に実施した
「通常の学級に在籍する
発達障害の可能性のある
特別な教育的支援を必要とする
児童生徒に関する調査」の結果では、
約6.5パーセント程度の割合で、
通常の学級に在籍している
可能性を示しています。
このような結果を踏まえると、
相当数の
特別支援教育を必要としている
発達のつまずきのある子どもたちが、
高校進学を希望していると
考えられます。
事実として、
自然学園の中学校3年生の
通常学級に在籍している
生徒のほとんどは、
高校進学を希望しています。
特別支援学級に在籍している生徒でも
その割合は高いと思われます。

      『バンブーだより2月号』より抜粋



illust1355.png

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148